Leben in Deutschland ~ ドイツにお住いの方へ
日本は今年も大変な暑さでして、8月になる前に自分の脳みそが溶けてしまうのではないかと真剣に心配している筆者です。
ここ2~3年の間に筆者の周りでも、いわゆる Der Einbürgerungstest ( 帰化のための試験 )である『 Leben in Deutschland 』を受ける人が増えたので今回の記事のテーマにしてみました。
将来的にドイツの永住権もしくは二重国籍取得について検討されている方はぜひご一読ください!
『 Leben in Deutschland 』とは?
冒頭にもありますが、 Der Einbürgerungstest とも呼ばれています。「 Test 」ですので、もちろん何かしらの試験を受ける必要があるということです。
本来はいわゆる永住権( Das Daueraufenthaltrecht ) を申請するための必須の試験です(現在も同様)。2024年春以降、ドイツ在住の外国国籍の保有者に対してドイツ国籍への帰化の要件が緩和されたのに伴い、二重国籍の申請のために必要な試験にもなりました。
つまり永住権の申請・二重国籍の申請を検討されている方は、避けて通れない試験の1つになります。

出題の内容は?
「 Der Einbürgerungstest 」は、一応日本語訳では「帰化のためのテスト」となっています。ですのでドイツ市民と共にドイツで生活をするにふさわしい素養(ある程度の語学力)が求められるということです。
具体的には
1)ドイツ社会の根幹である民主主義(体制)への理解
2)ドイツの歴史やドイツで生活する上での市民の義務や権利
3)その他ドイツ社会についての一般的な知識
におおまかに分類されるのかな、と思います。
州によって出題される問題の数や合格の基準が微妙に変わってきますので、必ずお住いの州の試験運用ルールを確認しましょう。ちなみに筆者が生活していた NRW( Nordrhein-Westfalen )州では、本番の出題数は33問、そのうち17問正解できれば合格です!
また、全州で事前に出題される問題は公表されています。つまりドイツ語をある程度読むことができて問題の内容をきちんと理解できれば、まず落ちることはない試験です。個人的にはドイツのこれらの制度は、非常に寛容で親切だと考えています。
正解がわかりますか?
↓ 公表されている問題の一例です。

BAMFの試験問題のサンプル(広告なし)など、このようなツールを使って準備をしていきましょう。
受験ができる人
1)永住権について
一般的には ①5年以上のドイツ国内での居住 / ②その期間の税金および年金保険の納付を証明できる / ③ B1 レベルの語学力の証明できる
①~③の要件を満たすことができれば Leben in Deutschland の受験を検討しましょう。
2)帰化について
詳細は Der Weg zum deutschen Pass ( ドイツ連邦政府の外部サイト ) をご参照ください。二重国籍の申請が可能かどうか診断できるページなどもあります。
1)と2)のいずれの場合でも、配偶者が誰なのか・ご自身がどのような職業に就いているのか等々によって、要件・条件がかなり変わってきます。公的機関でのコンサルテーションも行われていますので、ご自身の要件については必ずご自身で確認をしてください。
受験会場・受験料
受験料は一律25ユーロです。
受験会場については最寄りの外国人局に問い合わせてみましょう。タイミングによっては混みあっていて、受験するにも空きがない場合もあります。お気を付けください。
現地で生活されている人の中には、夏休み中の方もいらっしゃると推察いたします。永住権の取得や帰化に興味があれば BMIのホームページ ・ BAMFのホームページなどの該当の情報を早めにチェックしておきましょう。
※ BMI = Bundeministerum des Innern : 連邦内務省
※ BAMF = Bundesamt für Migranten und Flüchtlinge : 連邦移民難民庁
合格率は非常に高く出題される問題が事前にある程度公表されているとはいえ、内容が内容だけに勉強を全くせずにこの試験を受けるのはあまりにも危ういです。必要であれば日本から小中学校で使用されている社会科の教科書などをお取り寄せになるのもいいでしょう。日本とドイツは中央集権国家か連邦国家かどうかの違いはあるものの、政治体制については類似点が非常に多いです。このジャンルのドイツ語の理解が難しいということであれば、日本語で基本的な知識を補うのも決して回り道にはならないはずです。
筆者の過去記事の見解など(過去記事:『備えあれば憂いなし! ~ ドイツの2029年問題』)も参考にしていただき、早めの勉強・早めの合格を強くおすすめいたします!!
今回の記事はいわゆる B1 の語学力を証明できる方を対象にした内容です。将来的に永住権などの取得をご検討の方は、まずはしっかりドイツ語を勉強してくださいね。
