合格必勝シリーズ(7)~ Sprechen の準備のあれこれ
日本は今月も暑さで沸騰しています!最近は試験を受けることを前提に勉強をスタートされる方が増えてきて「これまでがんばって試験の重要さを訴えてきて本当によかった・・・(涙)」と喜んでいる筆者です。今回は真剣にドイツ語の試験に取り組みたい人にお送りする第7弾、 いわゆる ❝ Sprechen ❞ の準備全般をまとめてみました。
※ Goethe Zertifikat A1~B1 および telc A1~B1 に共通する内容になります。
問題を事前にきちんと分析しておこう
筆者はずーーーっと不思議に感じていたことがあり、それは「Sprechen の試験対策になると、とたんに試験問題を細かく分析しなくなる」という、多くの方にみられる事象です。
あまりおしゃべりが得意でない方は「どうせ準備しても上手くしゃべれないだろう」と最初から諦めてしまっていたり、逆に流暢に話せる方は「準備しなくても自分はけっこう話せるし、本番で何とかできる!」とおかしな自信を深めてしまったり。うーん・・・私から言わせるとどちらのケースも非常にもったいないですね。
筆者がこの3~4年ほど自分の生徒さんに Sprechen の事前準備として提案( 強制?)しているのは、ズバリ試験シュミレーション動画のディクテーションです! 具体的には、筆者の過去記事『 合格必勝シリーズ(4)~ 本当に効果のある Sprechen 対策 』をご参照くださいね。文法の確認・試験官がコミュニケーションで期待しているポイント・試験中の振舞い方・試験の問題の傾向などを一度に確認できます。
映像で確認していただければわかりますが、通常は試験官2名・受験者2名(当日に組み合わせ決定)で Sprechen の試験は進行します。
イレギュラーな状況を常にイメージしておく
もしもあなたの試験本番のパートナーが
1)相手の話を聞かずに自分ばかり話す人だったら・・・
2)試験の準備を全くしていない人だったら・・・
3)ドイツ語があまり話せない人だったら・・・
4)問題と関係のないテーマを話しだしたら・・・
これら1)~4)はすべて、私の生徒さんが受験のときに実際に試験会場で経験した話になります。
最近の言葉でいえば「パートナー・ガチャ」とでも表現すればよいのでしょうか。Sprechen の試験では試験当日にパートナーが決まりますので、事前にどこの誰とパートナーを組まされるのかわからないのです。これが想定外の事態が発生してしまう原因になります。
日本人で受験をされる方は信じられないかもしれませんが、全く準備せずに受験する強者はどのレベルを受験しても、残念ながら一定数確実に存在します。準備せずに試験に参加する人は迷惑以外の何者でもないのですが、それでもご自身は合格しなければなりません。不幸にもそのような人物とパートナーを組むことになった場合に対応できるタフさ、これを意識しておきましょう。
このような不届き者にペースを乱されないように実力を発揮しましょう!
自分のタイプを知っておきましょう
あなたは日本語でお友達とおしゃべりするときに、自分の話したいことを話してスッキリするタイプですか?それとも相手の話をじっくり聞いてあげるタイプですか?
もし自分から積極的に話すのがお好きなタイプでしたら、試験本番では相手の話を聞いてあげる姿勢を見せるように努めましょう。そうすることで、あなたの相手に対する優しさや寛容さをアピールすることができます。
もしあなたが、どちらかというと人の話を傾聴してしまうタイプでしたら、試験の本番では本来の自分を捨てて前のめりになってしゃべりましょう。
外国語で話すときは母国語の癖が思いのほか表出しやすいです。ですので、自分はおしゃべりが好きなタイプか人の話を聞くのが好きなのかを事前に分析しておきましょう。分析することで試験本番でご自身がどのように振舞うのがベストなのか、ある程度冷静に考えることができます。
練習する相手は見つけましたか?
B1を受験される予定の方は、必ず事前に練習相手を見つけておきましょう。絶対にドイツ語の母国語話者である必要はありません。語学学校の友人で優秀そうな人をつかまえて自分の練習相手にしてしまうのもいいかもしれません。
一方、A1・A2 については練習相手が見つからなくても何とかなる場合が多いと思います。特にお仕事でドイツ語に触れる機会がある方は環境がすでに調っているので、無理に探す必要はないでしょう。
大事なのは普段から人間関係を作っておいて「いざというときに練習相手になってくれる、自分よりも上手にドイツ語を話せる人が近くにいる」という状況を準備できるかどうかです。
案外、一個人としての人間性だったり誠実さが問われるものです。練習相手がいたほうが安心だと思う方は早めに動いておきましょう。
「私、ドイツ語のおしゃべりは得意なんだよね~」と自信のある方ほど得点が低い結果になることが多いのが ❝ Sprechen ❞ の非常に怖いところ。
少なくともA1~B1までは、試験官は「流暢に話せるかどうか」よりも「きちんと文法のルール通りに話そうとしているのか」「試験時の自分のパートナーに対して誠実な態度をとれるのか」「教科書で勉強した内容を試験でアピールできているかどうか」など、意外なところもしっかり見られているように思います。
きちんと準備をして起こっても動じない心構えができていれば、おのずと結果が付いてくるはずです。自信のある方もない方も、しっかり準備をして試験に臨んでください!!
