あっという間の10年 ~ 初仕事から10周年にあたって

早いもので2015年9月末に最初の生徒さんをドイツに送り出して10年が経過しました。たかが10年、されど10年。
今回の記事では、この10年の間に自分が指導するにあたって考えていたこと・気付いたことなどをツラツラと書き残しておきたいと思います。

勉強なんて、必要になってから「やっておけばよかった・・・」と気付くもの

筆者の場合は、運よく最初の生徒さんがお仕事をするためにドイツに渡航される方で、仕事で必要なのでドイツ語の準備をされていました。この頃はドイツ語圏へ仕事で出発する人のために指導することがほとんどでした。そのうち現地に渡航された方々から、「ドイツ語圏に長く住んでいるけれども、ドイツ語の勉強で結果が出せない方」を紹介していただくようになり現在に至ります。
現地で仕事をしていて渡航後10年を経過していない方であれば、語学の勉強に関しては挽回できる余地があるのかな、と感じることは多いです。大人になってから必要になった勉強は、必要だと感じるようになってから始めればいいのかな、と。もちろんお若くない方(特に40歳を超えている方)は勉強をスタートするためには重い腰を上げなければなりません。しかしながら遅ればせながらスタートした勉強も、波に乗ることができればそれなりに楽しいものです。

「勉強が必要だと気付いて動く」 勉強をスタートするのに最も必要な動機ですね♪

永住権の取得や現地でできるだけ長く生活したいと考えていらっしゃる方は「ドイツ語の勉強は、もう自分は手遅れかも・・・」などと諦めたりせず、とりあえず動いてみましょう!

お金をジャバジャバと湯水のように使わなくても可能な外国語学習の提案

筆者は日本人はとても勉強が好きな民族だと考えています。同時に勉強が好きすぎるあまりに「お金をかける必要がない授業・道具にもお金を払ってしまう」という悪い癖があるようにも感じています。特にこれからドイツ語圏への渡航を検討していらっしゃる方、現在の国際情勢( 円安・インフレ・戦争勃発の危機 etc. )を考慮すると、どのように手元にお金を残していくのかというポイントを常に考えることができたほうが賢いでしょう。

〇ルカリ・アマゾ〇などの中古市場・・・節約しようと思えば手段はいくらでも 掘出物もザックザク

以下、駐在員の方とそのご家族・50代以上の世代の方には耳が痛い話になるかもしれませんが、購入を検討されているその電子辞書は本当に新品が必要ですか?本当に全ての機能を使いこなせますか? 一度検討し直すと、それだけで数万円が節約できるかもしれません。またドイツ語を日常会話でしか使わない方には電子辞書はオーバースペックかもしれませんね。
ドイツのD市(どの街なのかはご想像にお任せします)では、語学に弱い日本人のために日本人だけを集めたドイツ語コースを開講している学校などもあります。しかしながら、そういう学校でドイツ語の勉強を続けたとして本当にドイツ語が話せるようになるのでしょうか? しかも、そのような学校は街の語学学校よりもだいぶ割高な授業料が必要になります。ドイツ・オーストリア・スイスでは、多くのドイツ語を勉強している外国人が生活しています。あなたが本気でドイツ語を勉強したいのであれば誰と一緒に勉強をしなければならないのか、正しい答えはおそらく1つしかありません。
現地に到着すれば、外国人がドイツ語を勉強できる場所はいくらでもあります。しかもそのような学校では授業料が抑えられている場合がほとんどです。日本での語学の準備はほどほどに留めておいて現地で本格的に勉強するというのも、合理的なプランの1つかもしれません。

機会があれば現地の語学学校で勉強してみよう!

当ブログの読者の方は、「真面目に結果が出る勉強がしたいっ」と熱望されていると推察いたします。また、そうはいっても日々の仕事に追われて「なかなか勉強する時間が作れない」と焦っていらっしゃる方も多いかもしれません。実際、筆者が指導してきた生徒さんの中には「仕事があまりにも忙しくて勉強時間すら確保できない(泣)」という方が少なからずいらっしゃいました。
留学やワーキングホリデーで渡航された方・駐在員の配偶者に帯同した方・休職中で時間に余裕のある方以外は、語学学校に定期的に通学するのは難しいのが現実なのは重々承知しています。しかしながら、昨今は様々なオンライン通話アプリを使用した授業を提案している語学学校も多いです。忙しすぎて学校に通えない方については各種オンラインレッスンへの参加も視野に入れて、勉強を継続できるように環境を整えることも選択肢にぜひ入れていただきたいです。
特に日本人が避けがちな、複数人が参加するスタイルの授業を強くお勧めします。ともすれば積極的に議論に参加できない日本人が意見を述べる練習をする場として、忙しい方こそオンラインで他の参加者と共に切磋琢磨することを追及されるべきではないでしょうか。多文化に触れる良い機会にもなると思います。

いつも駄文にお付き合いくださっている読者の方々へ、この場を借りまして心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
今後もみなさんのドイツ語学習に真に役立つ情報を、細々とですが発信していく所存です。引き続きお引き立てのほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。