辞書マニア (6)『ドイツ語ポケット辞典』(研究社)

明けましておめでとうございます。本年も引き続き当ブログをご愛読いただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

今年最初の記事は、辞書について筆者が勝手に考察するシリーズになります。今回ご紹介するのは『ドイツ語ポケット辞典』(研究社)です。

バウハウスを彷彿とさせる、シンプルなデザインの外箱

サイズはちょっと大きめ・字が小さすぎず、いい感じ。

文庫本よりほんの少し大きいくらいのコンパクト辞書らしいサイズ感です。冬物コートの大きめのポケットであれば問題なくスッポリと収まってくれるでしょう。

文庫本の隣に並べてみるとほぼ同じ大きさ

中・上級者向けのコンパクト辞典の字はあまりにも小さすぎて読めない、という方にも優しいフォントサイズになっています。紙の辞書はスマホの画面や電子辞書の画面と違い拡大・縮小できないので「紙の辞書を使いたいけど字が小さすぎるのは嫌」という方には良い辞書だと思います。

大事な中身については・・・

収録語数は約3万語ということですが、少なくともニュース視聴には全く困らないという印象です。初級~中級後半、つまり B2 終了くらいまではこの1冊があれば十分対応できると思います。それ以上のレベルを勉強する場合には、新しい辞書を準備する必要があるでしょう。
今回ご紹介している辞書の和独掲載項目は 3,000語 となっていて、当ブログですでに紹介済みの辞書の和独掲載語数よりも少ないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、項目によっては必要十分な派生語が掲載されており、文法をきちんと勉強した人であれば問題なく使いこなせるでしょう。

恒例の付録チェック

付録に関しては、無駄を極限まで省いてあるように思います。珍しくドイツ語圏の3か国(ドイツ・オーストリア・スイス)のかなり詳細な地図が付いています。

コンパクトサイズの辞書に地図が付いているの、あまり見たことないかも。

そのほか、表紙裏に各種活用表と巻末に不規則動詞活用表が付いていますが、いずれも驚くほど簡素でシンプルです。振り切っていて逆に好感が持てました。和独掲載項目のところでも触れましたが、文法の知識に自信がある人であれば全く問題ありません!

1点だけ注意しなければならないのは、残念ながら発音がカタカナでしか掲載されていないことでしょうか。この点に関しては特に初学者の方にとって超重要ポイントになりますので、気を付けて辞書を引きましょう 。
( 参照:過去記事『 ドイツ語 発音道場 ~ 「 R / r 」の攻略 』)

長くお付き合いできる辞書になるでしょう。
ドイツ語ポケット辞典