辞書マニア (3)『 ベーシッククラウン独和・和独辞典 』を使ってみた

自分は心のどこかで「辞書なんて何を使っても変わらない」と思っていました。生徒さんに教科書を使ってドイツ語を教えることはあっても、正直なところ辞書にはあまり興味がありませんでした。

しかし辞書は勉強に本気で取り組めば取り組むほど引く機会も多くなり、辞書を上手に使いこなせる人が勉強で成果を出せるのだと考えるようになりました。辞書選びの相談を受けることも多いので、少しずつ自宅に辞書を買い揃えています。今回ご紹介する辞書は、私が持っている辞書の中でおそらく最も初学者にとって親切な辞書です。特徴を3点に絞って書いてみました。

大きさはこんな感じ

1. 巻頭と巻末の豊富な付録の数々

去年の秋からドイツ語を始めた生徒さんとこの辞書を使いながら勉強しています。使ってみて驚いたのですが、発音の基本から約30ページの基本の文法解説まで掲載されています!こんなに大盤振る舞いしていいんですか?

下手な解説本よりも文法がコンパクトにまとまっているではないか。。。

痒いところに手が届く、というか初学者にはこういう優しい表があると本当に助かるの

2. 単語を引いたときも読みやすい・理解しやすい

名詞の単数形・複数形とか、勉強を始めたばかりだと正直ウザいし辞書の読み方もわからないから意味不明。辞書のどこを見れば 「du」 が主語のときの動詞 「liegen」 の活用が出てくるの!? この辞書であればそんなストレスがだいぶ減るかもしれません。

複数形もこれで攻略できるね(名詞「Presse」に注目!)

不規則動詞の活用表付きでとても親切。これなら諦めずに勉強できるかも。

3. 難しすぎる単語は掲載ナシ!だから引きたい単語がすぐに見つかる

たくさんの単語が掲載されている辞書はお得なように感じます。しかし紙の辞書で較するとわかりやすいのですが、辞書を引くのに慣れていないと探している単語にたどり着けない場合もあるでしょう。記載が多すぎて自分にとって必要な箇所が絞れなかったりすることもあります。

この辞書を使えば掲載されている単語がある程度絞られているので、A1~B1の教科書で使用されている単語を効率よく調べることができます。余計なノイズがない辞書って、かなりレアだと思います。

※ 母国語話者向けの雑誌・テレビ・ラジオなどで登場するような難しい単語は掲載がありませんでしたので、他の辞書で調べる必要があります。

紙の辞書ですし慣れない人にとってはめんどくさく感じることもあるかもしれませんが、とても良い辞書です。

ベーシッククラウン独和・和独辞典