卵が先かニワトリが先か【インプット・アウトプット編】 ~ 勉強をしているとぶつかってしまう永遠のテーマに向き合う
今回も質問されることが多い、学習者が永遠に考えなければならないテーマのお話です。
筆者は日本で生まれて日本で育った日本人なので、日本の学校の勉強の仕方に疑問を持つことなく学校に通っていました。日本の学校教育はインプット(ここでは単語や文法の知識などを頭に入れていく作業のこと)重視で勉強が進みますので、私と同じような環境で育った人は、外国語のアウトプット(ここでは勉強した内容を実践で使っていくこと)のやり方を教えてもらえることはほとんどなかったと推察いたします。ですので、インプットとアウトプットのどちらに重点を置きながら勉強していくのかを考えるのは、案外大事な作業になります。
以下、ドイツ語の勉強を始めたばかりの人・初級ドイツ語を勉強中の方に、学習と実践のバランスをどのように取るべきなのか、私なりの見解をお伝えします。
ステップ1 – まずはインプット・とにかくインプット
単語や文法など全く知識がない状態で現地の人とコミュニケーションを取るのは無謀ですので、語学学校のテキストなどを使用して知識を少しずつ充実させていきましょう。気を付けなければならないのは知識を詰め込むことだけを考えるのではなく「自分の生活のどのような場面で学んだことを使っていくのか意識すること」です。この点に常に注意を払いましょう。
ステップ2 – ある程度インプットしたら実践を積む機会を探す
仕事や学業でドイツ語が必要な方については、同僚や同級生とドイツ語を使ってやりとりする機会を模索されるといいでしょう。職種によってはお客様とドイツ語を使って会話をしなければならない人もいますよね。一方でドイツ語で会話をする機会になかなか恵まれない人もいると思いますが、日常生活の中で巡ってくる少ないチャンスを使ってドイツ語で話したりメールを書いておかないと、試験に合格することができなかったりと将来的には不利益のほうが大きくなります。
実践を積む機会が少ない人は、タンデムパートナーやドイツ語で会話ができる友人を探しを早めに始めましょう。
よろしければ私の過去記事などもご参照ください。
タンデムパートナー考(1)~ タンデムパートナーを探す、その前に
メールを書いたり会話をしたり、実践でドイツ語を使うチャンスは非常に重要です。
ステップ3 – 自分のドイツ語がどのくらい相手に伝わっているのか確認をする
アウトプットする際に自分のドイツ語がどれくらいきちんと伝わっているのか、というのは確認するのが難しいです。しかし、伝わっていれば「勉強がんばってるね」「毎日どれくらい勉強してるの?」など、ポジティブなわかりやすいフィードバックが周囲の人からリアクションとして返ってくるでしょう。
その他にも、定期的に試験を受けて自分の知識や実践が定着しているのかを確認するのも手段の1つになります。
最初は誰でもインプットが勉強時間のほとんど占める状況が続くと思いますが、その状態からどのようにしてアウトプット(話したり書いたり)を増やしていくのか、ここがまさに A1 → A2 → B1 へとステップアップできるかどうかの分かれ道になります。
最終的にはインプット:アウトプット=50:50くらいのバランスになると理想的です。日本人は意識的にアウトプットの割合を増やす努力をしましょう!
