合格必勝シリーズ(1)~ ポイントを押さえた試験準備とは?

「試験を受けて!!勉強が進まないうちに早くっっ!!!」と日々叫び続ける筆者の草の根的な活動の成果が実ってきたのか、2024年後半も Goethe Zertifikat・telc などの各種試験準備のお手伝いをする機会に恵まれそうです。働きながら、育児をしながら、もしくはその他の過酷な環境で勉強する人でも成功する試験準備のポイントをご紹介します。

※ 今回の記事は語学学校などで使用される、いわゆる「教科書・ワークブック」をきちんと勉強された方のみを対象にしております。あらかじめご了承ください。

さっさと試験の申込みをして、逆算しながら試験のための勉強に集中

精神論やマインドセットという単語が嫌いな筆者ですが・・・この項目に関しては「エイっ!」と勇気のある人しかできない作業のように思います。つまり、機が熟したと判断したらチャチャっと試験の申込みを済ませて試験の日程を確定させて、来るべき試験本番に向けて早々に準備をスタートさせるのが、最も合格に近い最善のファーストステップだということです。

試験の日程が決まってしまえば、あとは準備に邁進するのみです。この時点で、冒頭で触れた「教科書・ワークブック」を最後まで勉強していないのであれば受験そのものを諦めたほうが賢明でしょう。試験の申込みを済ませた時点で、頭を完全に切り替えて試験に合格するための勉強をスタートさせる必要があります。余計なことを考える暇はないはずです。

まずは苦手ジャンルの洗い出しを最優先に

試験の申込みとほぼ同時に、ご自身が苦手だと感じる試験科目の洗い出しを必ずおこないましょう。この洗い出しの作業には、可能であればご家族以外の第三者(語学学校の先生など)の客観的な意見や模擬試験の結果を参考にしましょう。
ドイツ語圏で受験される場合には Lesen・Schreiben・Hören・Sprechen の各科目が一定の基準に到達しないと不合格になります。すなわち、得意な科目だけ得点が高くても合格できない仕組みになっています。不合格にならないためには苦手な科目に対して対策をする必要があることをご理解ください。

一般的に日本人でB2までを受験される方の場合、 Lesen・Schreiben は元々得意で Hören・Sprechen は苦手という方が多い傾向にあるのかな、と。ということは Hören・Sprechen で不合格にならないように、きちんと戦略を練って対策をする必要があるのです。

新しい教材にむやみに手を出さない

「試験用に特別な本を追加で購入する必要がありますか?」「試験対策本ってどんなものを選べばいいですか?」「自分は文法が弱いと思うので、追加で文法の問題集を購入してみました!!」など、試験用の教材って気になりますよね。ご質問をいただくことが非常に多いです。

結論から申し上げますと、試験対策本は厳選された1冊で十分! 基本的には勉強し慣れたテキストをベースに準備を進めましょう!!というのが筆者の定石のご提案になります。

もちろん問題集や解説本はお手元にないよりはあったほうがいいのですが、買い過ぎてしまうとほぼ確実に消化不良を起こしてしまいます。
ここで筆者が言う消化不良というのは、例えば・・・購入した問題集などを最後までやり切れずに焦りからパニックに陥ってしまう本がたくさんありすぎて、結局何を優先して勉強すべきなのかわからなくなってしまう本来やっておくべき本番を想定した模擬演習やイメージトレーニングに時間を割けず、試験本番で実力を発揮できない、など非常に性質(たち)が悪く、かつ試験直前で起こってほしくない事象ばかりです。

勉強し慣れたテキストに、厳選された模擬問題集を1冊だけ加えましょう。この1冊すら必要のない方もいらっしゃるかもしれませんね。受験料は思ったよりも高いので厳選された教材を選ぶことでお金も節約できます。
普段からコツコツと勉強されている方であればシンプルな教材のみで実力を十分に発揮できるはず。

試験の準備というのは過去に経験があまりない方にとっては、どこから手を付けていいのかわからなくなる作業でもあります。しかしながら、合格に向けてのロードマップもしくは準備の基本方針を明確にするだけで準備自体は驚くほど楽になるでしょう!
教科書&ワークブックをしっかり勉強していらっしゃらない方、まずは教材を使用してきちんと勉強するところから始めましょうね。