『 tagesschau 』に外国人向けの簡易バージョンがリリースされていた件
最近自宅のテレビで YouTubeにアップされたドイツのニュースを観ることが多くて気付かなかったのですが、以前当ブログでご紹介した公共放送 ARD・Mediathek の『 tagesschau 』( 興味のある方は、過去記事:ニュースに触れてみよう(1)をご参照ください )に外国人向けバージョンが登場していました。
ニュース独特のスピード感や言葉遣いに戸惑っている方・ニュースに触れたいけれど何から始めたらいいのか迷子になっていらっしゃる方・ドイツ語圏の時事問題に興味が出てきた方、要チェックです!

ニュース初心者でも安心のドイツ語
ニュースのドイツ語というと「なんだか難しそう」と食わず嫌いになりそうですが・・・実際なかなか重い腰を上げることができる人は多くないのでは? 筆者がためしに視聴してみたところ、A2合格くらいのドイツ語力があり、自力で辞書を引ける人であれば、ある程度きちんと内容を理解しながら楽しめるのではないかな、と。
文法や用語の難易度もきめ細かく配慮されていて、しかもゆっくり読んでくれる

番組担当のアナウンサーが原稿をゆっくり読んでくれるのも好印象です。ニュースで扱うテーマも番組冒頭ですべて紹介してくれるので全体の把握もしやすいです。『 Deutsche Welle 』 という公共放送では母国語話者向けニュースを1/2倍速以上のスピードにして落として紹介している音声コンテンツはあるのですが、原稿自体には手を加えられていません。
今回ご紹介する簡易バージョンは本来のニュース原稿をやさしい文法と単語などに考慮して再構成してあるので、ドイツ語に自信のない人でも最後まで諦めずに視聴できそうです。
テロップのドイツ語がわかりやすくて好感触
通常バーションの『 tagesschau 』のニューステロップは、初学者にとって相当難しいものになっています。なぜニュースのテロップが難易度が高いと感じるのかというと、ドイツ語圏の時事問題に精通していないとテロップを理解しづらいという理由が1つ、または語彙力( 特に文章の名詞化のテクニックに精通しているのか )の問題が2つ目の理由として挙げられます。

一方、簡易バージョンのテロップは限りなく話し言葉に近いドイツ語が選ばれています。ですので、難しい文法や言い回しがわからなくてもニュースのダイジェストでもあるテロップを簡単に理解することができる、という印象を持ちました。
所要時間は通常版『 tagesschau 』の半分~2/3くらい
今回紹介する簡易版は、通常バージョン( 約15分 )の半分~2/3くらいの時間で視聴できます。しかしながら、アナウンサーの読む速度とニュース記事の原稿のボリュームを考慮すると、ニュースの情報量自体はかなり少なくなります。
それでもドイツ語のトレーニングの一環として何もしないよりは学習時間を学習に費やすエネルギーを有意義に使えます。リスニングのトレーニングの1つに取り入れてみる価値のあるコンテンツであると考えます。
数あるニュースの中でも外国人向けに簡易なドイツ語できちんとしたニュースを制作している会社・団体は非常に少ないのではないでしょうか。日常の生活でドイツ語を使っているけど、ニュースや雑誌で使用されているドイツ語はあまり理解できない、という方は、一度ご覧になってみてください。
中・上級者でも「ドイツ人向けのドイツ語はちょっと・・・」と躊躇されている方は、通常バージョンの『 tagesschau 』と合わせてニュースの内容を確認するために試聴するという使い方もできそうですね。筆者は個人的にとても良いコンテンツだと考えていますので、当ブログでこのコンテンツを利用した学習のアイディアがあればご紹介したいと思います。
