Netzwerk A1.1 / A1.2 ( Klett )
自分がドイツで生活し始めた 2007年当時、ドイツ語の教科書のバリエーションはあまり豊富でなかったように記憶しています。
この15年ほどの間にドイツ語圏では本当にたくさんの教科書が出版されているな、というのが私の率直な感想です。その中でも今回ご紹介する Klett社の『Netzwerk A1.1 / A1.2』は、おそらくベストセラーのドイツ語の教科書なのではないでしょうか。

改めてパラパラとめくってみると、最近はあまりこの教科書を使用しないこともあり不遜ながら「粗い作りだな」と感じてしまいました。しかしながら、この粗い作りは会話を中心にして授業を進めたい先生にとっては非常に理にかなった作りでもあります。つまりドイツ語圏のドイツ語の先生にとってのドイツ語学習のゴール、生徒にとにかくしゃべらせたいという強い希望の裏返しでもあります。
非常に実践的で厳選されたシチュエーションの数々が掲載( 分冊 A1.1 より )

一気に難しくなり読み物も増える A1.2

我々日本人はともすれば「会話よりもまずは単語の学習や文法を勉強したい!」とか「もっと練習問題を解きたいんだ!!」と考えがちですが、いくら文法の勉強をしても練習問題を解いても、現地だと話せないと生活できないですからね。。。
Netzwerk シリーズの B1.1 / B1.2版はそうでもないのですが、文法の解説や練習問題が少ないことに物足りなさを感じる人もいらっしゃるかもしれません。後日当ブログの記事で言及する予定ですが、現地の語学学校でのドイツ語学習は実践を重んじますので授業はオールドイツ語でおこなわれることがほとんどです。そうすると Netzwerk シリーズがベストセラーである理由も納得ですね!
「自分は会話が弱いな」と自覚されている方は、例えば、敢えてこの教科書を使用している先生の授業に参加して会話力を磨かれてみてはいかがでしょうか。様々な使い方ができる、奥の深い教科書だと思います。
