合格必勝シリーズ(2)~ 本番で100%に近い実力を発揮するために

うだるような暑さの続く日本から、今年も試験の準備を進めるドイツ語圏在住の生徒さんをお手伝いしている筆者です。試験準備をされている方であれば、誰もが「絶対に落ちたくない」と考えるのが当然のことだと思います。
今回は「どのように準備をすれば落ちないのだろう??」と真剣に悩む方へお送りする、本番で実力を発揮するためのメソッドをご紹介します。日々の勉強をきちんとこなされていて勉強以外の準備について知りたい方は、ぜひ目を通してみてください!

あなたは試験の本番で、何パーセントの実力を発揮できると思いますか?

まず残念なお知らせですが、もしこの記事を読んでいらっしゃる方で「私は絶対に試験で100%以上の実力を発揮できる!」「私は本番には強いんです」と根拠なく自己評価していらっしゃる方、高いお金を払って試験を受けないほうがいいと思います。
筆者と長くお付き合いをしている生徒さんはよくご存じですが、筆者は超のつく現実主義者です。ですので個人的には「事前の準備を全く行わなければ、試験の本番で人間が出せる実力は50%以下だろう」くらいに考えています。
では本番で100% に近い実力を発揮するためには、何を意識して、どのように過ごせばいいのでしょうか?

模擬試験をおこなうときは・・・

模擬試験( Modelltest )をおこなうのは非常に大事です。しかしながら、数少ない実力を測る機会( 無料で入手できる教材もあまり多くない )を上手に使っていらっしゃらないな、と感じることが多いです。
例えば、試験申し込み後に会場になる語学学校からお知らせが郵送やメールで届いたりしますが、試験の開始時間に合わせて模擬試験を時間を計測しながら解く方はどのくらいいるでしょうか? 本当に集中できる環境で模擬試験に取り組んでいらっしゃいますか?

個人的には、最低でも本番までに1回は、試験の開始時間に合わせて当日のタイムスケジュール通りに模擬試験をおこなうことを強くお勧めします。後述する当日のイメージトレーニングを同時に行うことができ、効率よく準備を進めることができますよ。

ピーキングを意識しよう!

「試験1か月前に模擬試験をやってみたら満点が取れました。余裕だと思って本番まで勉強をしなかったので、試験での得点率は70%でした」。このような準備の仕方は絶対にしないでください!!

スポーツの世界では、メンタル・フィジカル・疲労・栄養など様々な要素を考えながら練習量や集中力・休養を調整して、大事な試合や競技会で最も実力を発揮できるようにコンディションを調整します。勉強の世界でも考慮するポイントは違えど、特に集中力や疲労に関する要素で応用できることは多いと考えています。

みなさんに特に強調してお伝えしているのは「前日に一生懸命勉強するようでは、勉強の準備自体がすでに失敗している。前日はどのくらい疲れずに過ごすことができるのかを考えて十分睡眠をとり、当日に集中力を最大限高めることができるようにコンディション調整をしよう」という点です。

試験を口実に休みを取ったからといって、前日に飲みに出掛けたりしてはダメですよ。

試験前日と当日の過ごし方をイメージ

もし時間に余裕があれば試験開始時間の24時間前あたりから、どこで何をして、どのように過ごして本番を迎えるのか、頭の中でイメージしてみましょう。

細かくイメージしすぎる必要はありませんが、前日の夕食はどんなものを食べて何時くらいに就寝するのか、当日は何時に起床して会場にどのようにして向かうのか、事前にイメージしておくだけで不測の事態が起こった場合に対応しやすくなります。持ち物なども前日には必ず確認しておきましょう。試験会場が初めて行く場所の場合には、当日までに会場( 場所の確認だけでもOK )を下見されることをお勧めします。

精神的な余裕は、試験当日のパフォーマンスに直結します。試験本番はできるだけ心安らかな状態で迎えましょう!

口の悪い筆者から言わせると「試験を申し込む前にすでに結果は出ている」ということです。
つまり今回ご紹介するようなコンディションの調整に意識が向く人は、勉強がすでに仕上がった状態になっていらっしゃるはず。やるべき勉強をきちんと済ませてから試験を申し込みましょうね。そしてベストなコンディションで試験当日を迎えることができるよう、最善を尽くしましょう。