辞書マニア(7)『 デイリー日英独辞典・カジュアル版 』(三省堂)

10月を久々に忙しく過ごしていたら、いつの間にか11月に入っていました。今月ドイツに出発する生徒さんのために、日本語で出版された書籍をプレゼントとして探していました。英語がかなりおできになる生徒さんでしたので、以前から気になっていた辞書を購入してみました。今回のブログでは筆者が生徒さんの出発に合わせて購入した辞書の1つをご紹介します。

大きさはコンパクト版にしては少し大きめ・厚さは2cmくらいです

ついついドイツ語と英語を比べてしまうあなた! こういう辞書は1冊あると便利です

少なくとも筆者が学生をやっていた時代には、すでに中学校・高校では英語を勉強する機会がありました。ですので筆者自身もレッスンの際に「この助動詞は英語だと “can” ですね」などと英語と比較して解説をすることは多いのかな、と思います。
しかしながら生徒さんにもいろいろなタイプの方がいらっしゃるので、中には「英語が好きでイギリスで勉強していた」「英語は日常会話程度だったら全く問題ない」「英語(イギリス英語)だったらC1の試験は合格している」という猛者もいらっしゃいます。

そのような方はそもそも語学学習に関する感度とセンスが違いますので、今回ご紹介する辞書のようなものをさっさと購入して、ジャンジャン単語を頭に入れていくのが近道なのではないでしょうか。やはり現地で会話をしようと思ったら、ボキャブラリーがかなり重要な要素になってしまいますので。

似ている単語も多いので英語の知識があると、格段に学習効率が上がります

日本語が見出し語になっているので、和独辞典のように使えるのがとても便利です。見出し語が 13,000 語ほどあります。中には専門用語も含まれていますが、基本的な単語を確認するという目的を考えれば十分な内容だと思います。

発音の解説は秀逸・付録も筆者好みです

表紙裏に付いている発音の解説、こちらは非常にコンパクトにまとまっていて、かつ頻繁に参考にしたい発音のルールが厳選されて掲載されているのが素晴らしいと思いました。全てをまとめようと思うとそれなりの量になってしまう内容を、コンパクトな辞書に見開き2ページに集約!

たった2ページに必要な情報を全て掲載


また、巻末の会話例文集と分野別単語集もいい感じでまとまっていて、仕事でドイツ語圏に初めてお出掛けになる方や旅行で短期滞在される方でもすぐに使える仕様になっています。

こういう情報は大事ですね!

ある程度ドイツ語の勉強が進んだ方が、復習に使うのも効果的だと感じました。

よく考えて使えば、良き相棒になるでしょう

特殊な辞書ですので、ご使用の際にはいくつか気を付けるべきポイントがあると思いました。

1)「辞書の記載が全て」ではないことを理解して引こう!

2)ある程度勉強が進んだ人は、ドイツ語と英語の相違点に注目しよう!

3)例文の掲載はありません。例文・その他詳細を確認したいときは他の辞書で必ずチェック!

辞書の中を確認していただくとわかりますが、余白の多い辞書になります。筆者は「余白に類義語・反義語・例文などをどんどんメモして、自分仕様の辞書に作り変えていきたいな」と、最初に手に取ったときに妄想しました。

あと帯にも記載がありますが、ドイツ語圏で日本語をしている人にも使える辞書のようです。日本語の勉強がかなり進んでいる人でないと使いこなせないとは思いますが、非常に興味深い使い方ですね。


この辞書に一点だけ注文を付けると、「 R / r 」の発音が「ル」と表示されていること。カタカナの発音を参照される際には少しだけお気を付けください。