ドイツ語 発音道場(4) ~ ドイツ語圏は”シュ”の音が多め『 sch- / sp- の s / st- の s 』

筆者は今月に入って2人の新しい生徒さんを指導し始めました。おふたりともほぼ初学者に近い状態でスタートされましたので、発音のルールなどを手ほどきする機会が多い日々を送っています。
発音はみなさんが考えていらっしゃる以上に大事です!!! 相手が話している内容を理解するときにも、会話の中に登場した単語を引きたいときにも、発音の初歩に戻ってさまざまなことを考える必要があります。

というわけで、今日も発音のお話です。きちんと勉強していらっしゃる方でしたらおなじみのスペルですね、『 sch- / sp- の s / st- の s 』は音はすべて『シュ』という感じになります。ドイツ語の発音のルールの中でも最も簡単で、日本人にとっては扱いやすいタイプの発音に分類されると思います。

S で始まる単語は本当に多いな・・・

『 Sch- / sch- 』

このスペルの組み合わせ、ドイツ語は本当にこのつづりで始まる単語が多いんですよね。

例えば・・・と例を挙げると永遠に続けることができるくらい数があるので、ここではメジャーどころのみ押さえておきましょう。

【スペルの先頭に『 Sch- / sch- 』が含まれるもの】
das Scharf (名詞),  schwierig (形容詞), schneiden (動詞),  das Schicksal(名詞) など

【スペルの途中に『 -sch- 』が含まれるもの】
mischen (動詞),  Büschel (名詞), beschweren (動詞) など

【スペルの最後に『 -sch 』となるもの】
der Tisch (名詞), frisch (形容詞)など 
※ 形容詞は多数あります

『 Sp- / sp- 』と『 St- / st- 』

同じ発音なのですが、つづりの組み合わせが『 Sch- / sch- 』と異なります。
『 Sch- / sch- 』は単語のつづりの途中で登場した場合でも『シュ』と読ませますが、こちらはスペルの先頭で登場した場合に 『 Sp- / sp- 』と『 St- / st- 』の s の部分を 『シュ』の音にします。
※ 複合語の場合などには例外あり

『 Sp- / sp- 』
die Spitze (名詞),  sportlich (形容詞), spielen (動詞),  die Spur(名詞) など

『 St- / st- 』
der Staat (名詞),  stressig (形容詞), stoppen (動詞),  die Student(名詞) など

正しい発音をお知りになりたい方は、ご自分で調べてくださいね。

もしドイツ語圏で生活していらっしゃって、「『Fish』と『Fisch』、どっちが英語だったっけ??」と判断できなくなっていたら、そんなあなたの頭はすでにドイツ語に侵食されているのかもしれません・・・
以前も当ブログ記事、ドイツ語 発音道場 ( 3 ) ~ 慣れるまで違和感しかない『 S / s 』+ 母音 でも紹介しましたが、『S』のスペルで始まる単語はドイツ語の中で最も多いです。ですので発音のルールをきちんと理解していれば、辞書を引く際にも時間をかなり節約できたり、とメリットは多いです。
勉強をスタートさせた初期の段階で、これらの基本をしっかり押さえておきましょう!!