『 日本人が知りたいドイツ人の当たり前』 ( 三修社 )
前回アップした記事『 教材選びは出版社選びから ~ 日本の出版社3選 』を書いてるときに「そろそろこの本を登場させてもいいかも」とふと思ったので、今回は前回の記事の写真にたまたま入っていた書籍をご紹介します。
当ブログで紹介する書籍は圧倒的に現地の語学学校で使われているものが多いのですが、今回の『日本人が知りたいドイツ人の当たり前( 三修社 )』はこれから留学やワーキングホリデーでドイツ語圏(特にドイツ)に出発される方はもちろん、ご家族の現地駐在に同伴される方が一読されても役に立つ1冊です。
知りたがり日本人のための決定版!
筆者が常々考えていることがあって、日本人っていい意味でも悪い意味でも知りたがりですよね。「今さらこんなことも知らないなんて言えない・・・」「ドイツで生活しているけどドイツの歴史とか政治とか、ほとんど知らない」「ドイツの偉人って誰?」「ドイツに詳しいって自慢したい」などなど、この本をご購入いただければドイツに関するたいていの疑問や問題・欲望は解決できると思います。
非常にシンプルな表紙ですが、内容は非常に濃い本です。

日本人が考えるドイツに関する100の疑問に回答していく1冊、テーマは日常生活・地理歴史・現代社会・文化芸術などが扱われています。
特に読むのが苦手な方には、最初の一歩としてかなり良い教材
1枚目の写真(表紙)に「ドイツ語リーディング」「ドイツ語で読む力をつけたい人に!」という文言が踊っています。筆者が考えるに外国語を読むことが苦手な方にはいくつか特徴があって、その1つとして「その外国語(ここではドイツ語)が話されている国(ドイツ)の歴史・文化・社会のしくみなど、そもそも日本語での知識がほとんどない・知らない」ことが挙げられます。
私の生徒さんの中には「日本語でそんなこと知らなくても、もう何年もドイツで生活しています!!」とおっしゃる勇ましい方もいらっしゃいますが、残念ながら伸びしろがかなり限られてしまいます。だって日本生まれの大抵の日本人は母国語が日本語ですから。日本語での知識がある人のほうが、中級・上級ドイツ語の攻略に圧倒的に優位になります。
ドイツに関する基本的な知識・データは、母国語の日本語でチャチャっと頭にインプットしてしまいましょう。
この書籍の非常に素晴らしいところは、会話をしたい人にも文語に触れたい人にも、両方のニーズを満たすドイツ語が掲載されているところです。
会話のサンプルはこんな感じ
(質問の内容はとても失礼ですので無視してください)

左側のページには、日本語に対応したドイツ語が載っています。
会話形式とは一変、難しいドイツ語・・・
こちらは完全に文語です。

本格的な読み物に挑戦してみたいけど何から始めていいのかわからない、という方にも適度なボリュームで試しやすいと思います。
更なる活用の仕方は・・・
中・上級の方にも、もちろんお勧めできる本です。ニュース・新聞に登場するような単語などを総覧できますし、口語スタイルの文章と文語スタイルの文章を比較して勉強するのも面白いでしょう。
また、さらに深く勉強したい方は、例えば各テーマについて「同じ質問をドイツ人からされたら日本人の自分はどのように答えるかな?」と考えてみるのもいいですね!
(そのような本が同じ三修社から出版されていたような・・・)
久々に読み返してみましたが、やはりとてもいい本でした! さまざまな学習レベルの方に役に立つ、さまざまな勉強の仕方が提案できる書籍、まさにコスパのいい本の代表ですね。
日本語の部分の内容だけでも十分楽しめますので、ドイツおよびドイツ語圏の生活・文化・時事ネタにご興味のある方にもぜひ手に取っていただきたい書籍です。
