得意な勉強はどれでしょう? ~ 得意なことを見つけておけば、弱点も克服できる

以前投稿した記事、『「読む」「聞く」「書く」「話す」4つの能力』では、ヨーロッパで実施されている語学の試験は4つの能力を測るものであり、自分が何が好きで何が得意なのか知っておくことはとても重要です、とお伝えしました。

では、ご自身の得意な勉強を見つけたあと、その先には何が待っているのでしょうか? 一緒に考えてみましょう。

例えば、Lesen・読むことが大好きな学習者がいるとします(筆者である私も、おそらくこのカテゴリーに入ります)。

このような人は、基本的に読むことに時間も労力も注ぎ込むことができてしまい、難易度が高い難しいテキストを読めるようになることに喜びを見出します。

一般的には日本型の筆記試験がとても得意で、学校の試験で高得点を取れるタイプと言い換えても言い過ぎではないでしょう。

しかしながら、ヨーロッパ型の試験は「読む」「聞く」「書く」「話す」の4つの能力で一定の点数を取らなければなりません。

合格したい試験にそのような前提条件があるにも関わらず読むことだけに執着してしまうと、「聞く」「書く」「話す」の能力を伸ばす機会を失ってしまうことにもなります。

結果的に「この日本人は難しいテキストは理解できるのに、おかしなドイツ語を話すし、どうやら聞く力もないようだ。読めても試験には合格できないんだね」という、非常に残念な結果に終わってしまうことにもなりかねません。

このような残念な事態に陥ることを防ぐためにも、どこかで「聞く」「書く」「話す」能力を伸ばすような勉強に時間を掛け、エネルギーを注ぐようなやり方にシフトすることが非常に重要になります。

バランスよく勉強しなければ合格できない、だから将来的に4つの勉強のバランスを取るために自分の得意と不得意を見極めておくことは、試験に合格するための近道にもなるのです。

ドイツ語の勉強をスタートしたばかりの初学者の方は、早い時期から常にバランスに配慮して学習に取り組まれることをお勧めします。